【6月20日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)前会長のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)氏は19日、W杯ロシア大会(2018 World Cup)を観戦するため、開催国ロシアに到着した。同氏はFIFAからサッカー活動を禁止されているが、同国のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領から招待を受けていた。

 ブラッター氏はこの日、首都モスクワの高級ホテルに入る前に記者に対して「私は試合について語りにきたのではない。ただW杯を楽しむためにきた」 と語った。

 現在82歳のブラッター氏は、FIFAのトップとして活動した17年の間に汚職の疑いがあったとして、スイス検察から調査を受けているほか、2016年には欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)元会長に200万ドル(約2億2000万円)を不正に支出したとして、6年間の活動禁止処分を命じられている。

 元FIFA広報のトーマス・レングリ(Thomas Renggli)氏によると、ブラッター氏は20日にプーチン大統領と会談する予定とされているが、FIFAは今回の件についてコメントを控えている。

 ブラッター氏は20日にモスクワで行われるポルトガル対モロッコ戦のほか、プーチン大統領の故郷サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で開催されるブラジル対コスタリカ戦も観戦する予定となっている。一方のプーチン大統領は、いずれの試合でもスタジアムに足を運ぶ予定はない。 (c)AFP