【6月18日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は17日、グループEの試合が行われ、セルビアがアレクサンダル・コラロフ(Aleksandar Kolarov)の素晴らしいFKでコスタリカに1-0と勝利した。

 イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)に所属するコラロフは、後半の早い時間帯に大きな意味を持つ先制点を決めた。

 セルビアはその後リードを広げる機会をものにすることはできなかったが、コスタリカに大きく苦しめられることはなかった。

 この試合に先発したセルビアのブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)はこれが通算104試合目の出場となり、デヤン・スタンコビッチ(Dejan Stankovic)氏を抜き同国の歴代最多出場選手となった。

 コスタリカは前半12分に大きなチャンスを迎えたが、フリーになっていたボローニャ(Bologna FC)に所属するDFジャンカルロ・ゴンサレス(Giancarlo Gonzalez)のヘディングシュートは不可解にもクロスバーを越えた。

 セルビアは前半終了間際、セルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(Sergej Milinkovic-Savic)が試合の均衡を破ったかに思われたが、そのオーバーヘッドキックはレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)の好セーブに阻まれた。

 それでもセルビアは後半11分にコラロフの見事なFKでリードを奪った。32歳のコラロフは左足で壁の上を越える華麗なシュートを放ち、ボールはナバスが守るゴールのトップコーナーに突き刺さった。

 コスタリカのオスカル・ラミレス(Oscar Ramirez)監督は、2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)にも出場したアーセナルに所属するホエル・キャンベル(Joel Campbell)を投入し、同点の機会をうかがった。

 キャンベルは交代後すぐさまスピードを生かしてセルビア守備陣の背後に抜け出したが、その後もチャンスを作ったのはセルビアだった。

 終盤には、セルビアのネマニャ・マティッチ(Nemanja Matic)がタッチライン際でコスタリカのスタッフからボールを取り返そうとし、両チームによる小競り合いがあった。

 またビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるレビューの結果、乱闘とは別の件でアレクサンダル・プリヨビッチ(Aleksandar Prijovic)にイエローカードが提示されている。

 この後セルビアは比較的簡単に持ちこたえ、今後価値を高めるであろう勝利を収めている。(c)AFP