■銃と自殺

 9年前に退役した元米軍兵士のベンさんは以降、自殺念慮にとらわれている。「母が一貫して僕を助けに来てくれ、光を求めて一歩踏み出すのを手伝ってくれていると思う」とベンさん。「この9年間、米退役軍人省のソーシャルワーカーとも直接コンタクトをとっているし、セルフヘルプやマインドフルネスなどの実践を通じて良い結果を得られるよう多くの努力をしてきた」

 WHOは、銃器へのアクセスと自殺率の上昇には関連性があると強調している。米保健当局によると、銃の所持率が高い地域では自殺率が著しく高く、また年間2万2000件の自殺に銃が関与しているという。(c)AFP/Veronique DUPONT