【6月15日 CNS】中国の新たな新エネルギー自動車補助金制度が12日、正式に実施された。全国乗用車市場情報聯席会の崔東樹(Cui Dongshu)秘書長は、「補助金制度の変更で、航続距離が長い車種の販売が大きく増えるだろう」との見通しを述べた。

 財政部、工業情報化部など4部署は2月、新たな補助金政策を発表した。新規定では、航続距離が150キロ以下の電気自動車(EV)は、補助金の対象外となり、航続距離300キロ以上の車種は、補助金が2〜14%引き上げられた。また、航続距離150〜300キロの車種も、補助金が20〜50%引き下げられた。

 崔東樹秘書長は、「補助金の要件が厳しくなり、走行距離が短い車種は撤退を迫られる。新エネ自動車業界の成長にはいいことだろう」と述べた。(c)CNS/JCM/AFPBB News