同日にオークランドのイーデン・パーク(Eden Park)で行われた一戦では、ホームの世界王者ニュージーランドが後半に7本のトライを決め、52-11でフランスに大勝している。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表)は8-11とビハインドで前半を折り返したが、ハーフタイム後にリコ・イオアネ(Rieko Ioane)が2本のトライを記録したほか、ヌガニ・ラウマペ(Ngani Laumape)が相手のFBを吹き飛ばしてトライを挙げた。

 また、コーリー・ヒル(Cory Hill)がキャプテンとしてデビューしたウェールズは23-10でアルゼンチンを下した。シリーズ2連戦の初戦を制したウェールズは、粘り強い守備と場面に応じた攻撃を軸に、ハーフタイムを17-3で迎え、そのまま敵地サンフアン(San Juan)で逃げ切り勝ちを収めた。

 ホームのブリスベン(Brisbane)にアイルランドを迎えたオーストラリアは、長期休養から代表に復帰したデビッド・ポーコック(David Pocock)が終盤に勝負を決定づけるトライを決めて18-9で勝利した。

 ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)でのプレーは1年半ぶりとなったポーコックは、後半32分にゴール前2メートルのところから飛び込んでオーストラリアのリードを9点とし、勝利を確実なものとした。(c)AFP/Gregory WALTON