【6月8日 AFP】米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は7日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)朝鮮労働党委員長が自ら北朝鮮は核兵器を放棄する用意があると伝えてきたことを明らかにした。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は今月12日、シンガポールで金委員長と首脳会談を行い、北朝鮮に核・長距離ミサイル開発計画の断念を求めることになっている。ポンペオ国務長官はこれまでに金委員長と面会した米高官としては最も高位の人物で、来週に迫っている歴史的な米朝首脳会談の準備におけるキーパーソンでもある。

 ポンペオ国務長官はホワイトハウス(White House)で開いた記者会見で「彼(金委員長)は非核化の用意があると直接私に伝えてきた。彼は現在のモデルが機能しないことを理解しているということだ」と述べた。

 米朝首脳会談の後、ポンペオ国務長官は中国、日本、韓国を歴訪し、外交努力の次のステップについて説明することになっている。ポンペオ国務長官は「私は最新情報を提供し、北朝鮮に対する全ての制裁を実施することの重要性を強調するつもりだ」と語った。(c)AFP