メラニア夫人、25日ぶりに公の場に 姿消し臆測過熱
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■トランプ氏の不倫疑惑にも沈黙
グリシャム氏は、メディアの臆測を「ナンセンス」と一蹴。「夫人は強くて自立した女性で、常に家族と自身の健康を第一に考えてきた。報道が過熱化しても、信念を曲げることはない」と、米FOXニュース(Fox News)にコメントした。
だが、ネットではメラニア夫人をめぐるうわさはヒートアップ。ニューヨークに戻ったのではないか、米大統領選へのロシア干渉疑惑の捜査を担当しているロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官に協力しているに違いない、いや、極秘で美容外科手術を受けた傷が癒えるまで療養しているのかもしれない、などという意見も飛び出していた。
米オハイオ大学(Ohio University)歴史学部教授で、米国の大統領夫人についても研究しているキャサリン・ジェリソン(Katherine Jellison)氏はAFPの取材に対し、近代のファーストレディーでこれほど何週間も公の場から姿を消したのは異例だと話した。
米国のファーストレディーは選挙で選ばれた立場ではなく、メラニア夫人には自身の健康や活動内容、どこにいるかをいちいち国民に報告する義務はない。だが、19世紀ならいざ知らず、特にここ50年ほどは、ファーストレディーが何をして過ごしているかの概要を公表することが望まれるようになった。
しかし、メラニア夫人は夫とは違ってメディアの注目には執着せず、目立たないように過ごしてきた。トランプ氏と不倫関係にあったと主張しているポルノ女優に同氏の弁護士が口止め料を払っていた件が明らかになり、報道が過熱した際にも沈黙を貫いた。(c)AFP/Michael Mathes