【6月5日 AFP】サッカーベルギー代表のロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督は4日、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)に向けた代表メンバーを発表した。指揮官は、ヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)がけがを抱えているため、代替となる可能性のある選手も含めた「24人」の選手をリストを明かしている。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するコンパニーは、今月2日に行われたポルトガルとの国際親善試合で負傷。国際サッカー連盟(FIFA)が定める規定では、仮に登録メンバーが負傷した場合、W杯本大会におけるその国の初戦開始24時間前までであれば、選手の入れ替えが可能となっている。

 ベルギーは18日にパナマとのグループG初戦を控えているが、コンパニーのコンディションが戻らない場合は、代わりに米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFC(Los Angeles FCLAFC)に所属するローラン・シマン(Laurent Ciman)がメンバー入りすることになる。

 マルティネス監督は「ヴィンセントがW杯に出場できるならわれわれは何でもする」と話した上で、「しかし一つ確実なのは、もし彼が期間内にフィットできなければ本大会に出場することはない」と付け加えた。同監督は確執があったとされるイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)に所属するMFのラジャ・ナインゴラン(Radja Nainggolan)を27人の代表候補メンバーからも外しており、すでに無情な一面を見せつけている。

 候補メンバーから落選したのはプレミアリーグのクリスタルパレス(Crystal Palace)に所属するクリスティアン・ベンテケ(Christian Benteke)、同ワトフォード(Watford FC)のクリスティアン・カバセレ(Christian Kabasele)、セリエAのラツィオ(Lazio)に所属するジョルダン・ルカク(Jordan Lukaku)の3選手となっている。

 一方、かつてはマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に在籍し、現在はスペイン1部リーグのレアル・ソシエダ(Real Sociedad)でプレーするMFアドナン・ヤヌザイ(Adnan Januzaj)がサプライズでロシア行きを決めた。

 W杯ロシア大会に臨むベルギーのメンバーは以下の通り。

■ゴールキーパー(GK)
コーエン・カスティールス(Koen Casteels
ティボー・クルトワ(Thibaut Courtois
シモン・ミニョレ(Simon Mignolet

■ディフェンダー(DF)
トビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld
デドリック・ボヤタ(Dedrick Boyata
ローラン・シマン
レアンデル・デンドンケル(Leander Dendoncker
ヴィンセント・コンパニー
トーマス・フェルマーレン(Thomas Vermaelen
ヤン・フェルトンゲン(Jan Vertonghen

■ミッドフィールダー(MF)
ヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco
ナセル・シャドリ(Nacer Chadli
ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne
ムサ・デンベレ(Mousa Dembele
マルアン・フェライニ(Marouane Fellaini
アドナン・ヤヌザイ
ユーリ・ティーレマンス(Youri Tielemans
アクセル・ヴィツェル(Axel Witsel
トマ・ムニエ(Thomas Meunier

■フォワード(FW)
ミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi
エデン・アザール(Eden Hazard
トルガン・アザール(Thorgan Hazard
ロメルー・ルカク(Romelu Lukaku
ドリース・メルテンス(Dries Mertens

(c)AFP