【6月2日 AFPBB News】埼玉県の三郷南インターチェンジ(IC)から千葉県の高谷ジャンクション(JCT)を結ぶ東京外かく環状道路(外環道)が2日午後4時、開通した。開通前夜の1日、同区間のトンネル内で乾杯するイベントが開かれ、一般公募で募った地域住民や関係者約600人が一夜限りのイベントで開通を祝った。

 同区間の開通により、外環道は東の起点だった三郷南ICから湾岸の高谷JCTまで15.5キロ分が延伸され、6割が完成したことになる。首都圏の東関東道、常磐道、東北道、関越道と接続することで、都心を通ることなく関東各地にアクセスできるようになるため、都心の交通や物流の円滑化が期待されている。

 前夜祭イベント「東京カンパイ自動車道」では、開通後は歩くことのない地下15メートルのトンネル内を青と緑のLED風船で照らし、トランペットの調べが響き渡る幻想的な空間の中で、地域住民らがグラスを片手にテーブルを囲んだ。

「ママ友」4人と訪れた埼玉県三郷市在住の羽深陽子(Yoko Habuka)さん(47)は、「記念すべき地元のイベントだから参加したかった」と、道路に寝そべりながらグループでの撮影を楽しんでいた。(c)AFPBB News