【6月1日 AFP】地球最大の動物のシロナガスクジラが初めて、エジプト東部の紅海(Red Sea)のアカバ湾(Gulf of Aqaba)で目撃された。同国環境省が5月31日、発表した。

 環境省はフェイスブック(Facebook)の公式ページに、ハリド・ファハミ(Khaled Fahmy)環境相が、クジラの後を追いその姿の撮影を試みるよう観察チームに指示したと投稿した。

 最大で体長30メートルにまで成長する可能性のあるシロナガスクジラは、国際自然保護連合(IUCN)の「絶滅危惧IB類(EndangeredEN)」に分類されている。

 IUCNによると、シロナガスクジラは1960年代に乱獲により「絶滅寸前にまで」追いやられたという。

 シロナガスクジラは国際捕鯨委員会(IWC)によって捕獲が禁止されているが、「主食とする小型甲殻類オキアミの捕食可能性の低下」により危機に直面している。(c)AFP