【5月28日 AFP】サッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は27日、骨折で手術した右足の状態は「まだ100パーセントではない」と認めたが、W杯ロシア大会(2018 World Cup)でプレーする準備は整っていると話した。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)にあるブラジルサッカー連盟(CBF)本部でネイマールは、「まだ100パーセントではない。時間の問題だろう。いまだに全力でプレーするのは少し怖いが、まだ開幕までは数日ある」と語った。

 本大会を前に英ロンドンでトレーニングを行うブラジル代表のネイマールは、飛行機で出発する数時間前に「この恐怖がなくなるまでもう少し時間がかかるだろうが、プレーする準備はできている。誰も僕を止められない」とW杯への意気込みを口にした。

 世界最高額の移籍金でフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に加入したネイマールは、2月25日に行われたオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)とのリーグ戦で負傷し、以来実戦から遠ざかっているが、ここ10日間はトレーニングを行っており、ブラジル・テレゾポリス(Teresopolis)で行われた代表合宿にも参加した。

「フィジカルの状態は良い。足も大丈夫だ。もちろんいくつかのことをアジャストしなければならない。少し違和感もあるが、プレーがためらわれるほどではない」

 また、母国開催となった前回のW杯(2014 World Cup)では準々決勝で腰の骨を折り、1-7で大敗したドイツとの準決勝には出場できなかった26歳のネイマールは、「またW杯でプレーするのが夢だった。今度はその夢が邪魔されないことを願っている」と付け加えた。

 W杯5度の優勝を誇るグループEのブラジルは、6月3日にアンフィールド(Anfield)でクロアチアと、同10日にオーストリア・ウィーンに渡り同国と親善試合を行い、本大会では同17日にロストフナドヌー(Rostov-on-Don)でスイス、同22日にサンクトペテルブルク(St. Petersburg)でコスタリカ、同27日にモスクワでセルビアと対戦する。(c)AFP