【5月28日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は27日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第19シードの錦織圭(Kei Nishikori)は7-6(7-0)、6-4、6-3でワイルドカード(主催者推薦)のマキシム・ジャンビエ(Maxime Janvier、フランス)を下し、2回戦進出を決めた。

 21歳のジャンビエを相手に苦戦を強いられながらも、1番コートで行われた一戦で終始一枚上手だった錦織だが、試合が始まるまでは世界ランキング304位の相手のことをほとんど知らなかったといい、プレーをしながら戦術を変えていかないといけなかったと振り返っている。

「彼(ジャンビエ)はかなり良いテニスをしていた。彼のことは知らなかったので少し調べたが、試合の中でチェックしないといけない感じだった。非常にアグレッシブなプレーをしていた。彼ほど攻撃的なプレーは今まで見たことがないと思う」

 今季は右手首の故障で前半の数か月を欠場しながらも、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2018)で準優勝を飾るなどクレーコートシーズンで力強さを示し、世界ランクも21位にまで戻してきている錦織は次戦、地元期待のブノワ・ペール(Benoit Paire)とロベルト・カルバレス・バエナ(Roberto Carballes Baena、スペイン)の勝者と対戦する。(c)AFP/Jed Court