【5月21日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2018)第5戦のフランスGPは20日、ルマン(Le Mans)のブガッティ・サーキット(Bugatti Circuit)でMotoGPクラス決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が3連勝を飾った。

 アルマ・プラマック・レーシング(Alma Pramac Racing)のダニロ・ペトルッチ(Danilo Petrucci、イタリア)を2位、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)を3位に抑え、トップカテゴリーで38勝目を飾ったマルケスはレース後、「普段は苦戦を強いられるサーキットでの優勝は大きいし、満足している」と語った。

 一方、モンスター・ヤマハ・テック3(Monster Yamaha Tech3)のヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)は、母国選手の優勝を夢見る10万5000人の観客の前でポールポジションからスタートしたが、7周目で転倒して優勝争いから脱落。「ホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)をオーバーテークしようとして、やりすぎてしまった」と悔やんだ。「ファンは理解してくれると思う。勝利に向けて全力を出し切ろうとしていた」

 この結果を受け、4度の年間王者に輝いた実績を誇るマルケスは、首位に立つ総合順位でのポイントを95に伸ばした。モビスター・ヤマハのマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が36ポイント差の2位に続き、ザルコとロッシの2人がビニャーレスと僅差の3位と4位で後を追っている。(c)AFP