【5月16日 AFP】サッカーポルトガル代表のフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督は15日、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)へ向けて予備登録メンバー35人を発表したが、ファビオ・コエントラン(Fabio Coentrao)とレナト・サンチェス(Renato Sanches)の名前はなかった。

 ポルトガルでは、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するエースのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)はもちろん、ペペ(Pepe)やウィリアム・カルヴァーリョ(William Silva de Carvalho)、ナニ(Luis Cunha aka Nani)、リカルド・クアレズマ(Ricardo Quaresma)ら、欧州選手権(UEFA Euro 2016)を制したメンバーは多くが選出された。

 その一方で、欧州選手権では史上最年少の優勝経験者となったサンチェスは落選。20歳の同選手は今季、ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)からイングランド・プレミアリーグのスウォンジー・シティ(Swansea City)へ期限付き移籍していたが、失意のシーズンを送り、チームも2部へ降格した。

 また、2010年W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)からの生き残り組だったコエントランも選外となった。コエントランも今季、レアルからポルトガル1部リーグのスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)に期限付き移籍していたが、シーズンで「消耗した」ことを理由に、代表を辞退する意向を14日に示していた。

 グループBに入っているポルトガルはスペイン、モロッコ、イランと対戦する。本大会前には、チュニジア、ベルギー、アルジェリアと親善試合を行い、メンバーを23人に絞り込む。