麻薬組織関与のメキシコ代表マルケス、W杯予備登録メンバー入り
このニュースをシェア
【5月15日 AFP】サッカーメキシコ代表のフアン・カルロス・オソリオ(Juan Carlos Osorio)監督は14日、W杯ロシア大会(2018 World Cup)に向けた予備登録メンバー28人を発表。スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)などでプレー経験のあるラファエル・マルケス(Rafael Marquez)は、39歳という年齢に加えて法的問題に直面しているにもかかわらずリストに名を連ねた。
メキシコ1部リーグのCFアトラス(CF Atlas)を退団したばかりのマルケスは、同国第2の都市グアダラハラ(Guadalajara)を拠点に麻薬密売組織の「看板役」を担っているとして、昨年8月に米財務省から訴えられ、3か月近くプレーから遠ざかっていた。
しかし、オソリオ監督は同選手のリーダーシップはチームにかけがえのないものであるとしており、「ピッチの外では言うまでもなく、彼はこのチームにとって最大限の影響力をもたらしてくれるサッカー選手だ」と述べた。
W杯に出場するのは今大会で通算5回目となるマルケスは、DFではなくMFとしてメンバーに選出された。ほかには、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)でプレーするジオバンニ・ドスサントス(Giovani dos Santos)とジョナタン・ドス・サントス(Jonathan Dos Santos)の兄弟も名を連ねており、今回のリストには欧州クラブから計12人、米国から計3人が入った。
メキシコの最終登録メンバー23人は、本大会前の来月2日に予定されているスコットランド戦終了後に発表されることになっている。
メキシコ代表の予備登録メンバーは以下の通り。
■ゴールキーパー(GK)
ギジェルモ・オチョア(Guillermo Ochoa)
アルフレド・タラベラ(Alfredo Talavera)
ヘスス・コロナ(Jesus Corona)
■ディフェンダー(DF)
カルロス・サルセド(Carlos Salcedo)
ネストル・アラウーホ(Nestor Araujo)
ディエゴ・レジェス(Diego Reyes)
エクトル・モレーノ(Hector Moreno)
ウーゴ・アジャラ(Hugo Ayala)
オスワルド・アラニス(Oswaldo Alanis)
エドソン・アルバレス(Edson Alvarez)
ミゲル・ラユン(Miguel Layun)
ヘスス・ガジャルド(Jesus Gallardo)
■ミッドフィールダー(MF)
ヘスス・モリーナ(Jesus Molina)
ラファエル・マルケス
エクトル・エレーラ(Hector Herrera)
ジョナタン・ドス・サントス
アンドレス・グアルダード(Andres Guardado)
エリック・グティエレス(Erick Gutierrez)
マルコ・ファビアン(Marco Fabian)
ジオバンニ・ドスサントス
■フォワード(FW)
ハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)
ラウル・ヒメネス(Raul Alonso Jimenez)
オリベ・ペラルタ(Oribe Peralta)
ヘスス・マヌエル・コロナ(Jesus Manuel Corona)
カルロス・ベラ(Carlos Vela)
ハビエル・アキノ(Javier Aquino)
イルビング・ロサノ(Hirving Lozano)
ユルゲン・ダム(Jurgen Damm)
(c)AFP