リビアの女子サッカー代表チーム、ピッチの内外で奮闘
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■フィールド外での闘い
リビアでは女性のサッカーリーグが存在しないため、代表チームの選手たちは全国の学校で行われるトーナメント戦で選出される。こうした若い女性たちを国際的な水準にまでトレーニングすることは、気が遠くなるような挑戦だ。
さらに多くの場合、最も困難なのは彼女たちがプレーできるよう、家族を説得することだ。多くの親たちは娘の参加を断固として禁じる。了承する場合でも、親が娘の遠征に同行することが条件だ。女性を参加させることが難しいため、チームは人材不足だとフェルジャニ監督は話す。
こうしたハードルに直面し、諦める寸前まで行ったこともあったという。「私に続けるよう後押ししたのは、自分たちのレベルを向上させたいという選手たちの意思と決意でした」と監督は話し、「フィールド外での闘いこそが、はるかに重要なのです」と言葉を続けた。(c)AFP/Imed Lamloum