【5月13日 AFP】サッカーギリシャ杯(Greek Cup 2017-18)決勝のAEKアテネ(AEK Athens)対PAOK FCが行われたオリンピアコ・スタディオ(Olympiako Stadio)で12日、両チームのサポーター同士が衝突した。

 報じられるところによると、スタジアム近くでPAOKサポーターが乗っていたライトバンの中に火炎瓶を投げられ、2人が負傷した。AEKのフーリガンが投げた火炎瓶で5人のPAOKファンが乗っていたライトバンが炎上、うち2人がその後病院に搬送されたという。

 また11日夜には、アテネ市内でPAOKとAEK、さらにオリンピアコス(Olympiakos)のファンが乱闘し、PAOKのファンが刺されて負傷したとも伝えられている。

 ギリシャ政府は5000人の警官を動員して暴力行為の抑止を試みたが、地元の報道によれば機動隊員2人が病院に搬送されたという。

 今季、PAOKとアテネに本拠地を置くAEK、そしてオリンピアコスの間では緊張感が高まっており、スタジアムは7万人近くを収容するものの、安全を理由にサポーター同士の間隔をとるため、両チームには合わせて1万7196枚しかチケットが販売されなかった。

 またこの試合では、ギリシャ杯決勝としては43年ぶりに外国人審判が起用され、スペイン人審判のダビド・ボルバラン(David Borbalan)氏が試合を裁いた。

 試合はPAOKが1977-78シーズン以来となる国内2冠を目指すAEKに2-0で勝利し、リーグ戦でタイトルを逃したリベンジを果たした。

 今年3月には、PAOKのイバン・サビディス(Ivan Savvidis)会長がAEK戦での審判の判定を不服として、腰に銃を携帯してピッチに侵入。これでPAOKは最終的に同国スーパーリーグ(1部)から勝ち点3を剥奪され、AEKがリーグ制覇を果たした。

 またシーズンを通じて観客による暴力行為が発生する中、2月にはオリンピアコスのオスカル・ガルシア(Oscar Garcia)前監督がPAOKのファンが投げたレジロール紙の直撃を顔面に受けて負傷した。(c)AFP