【5月9日 AFP】米グーグル(Google)は8日、飲食店の予約のような定型作業をこなし、人間がスマートフォンの画面から離れる手助けとなる人工知能(AI)ツールを発表した。

 グーグルがカリフォルニア州マウンテンビュー(Mountain View)で開催した毎年恒例の開発者会議で、スンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)最高経営責任者(CEO)は、AIを備えたデジタルアシスタントは人間を日々の雑用から解放する可能性を秘めていると主張した。

 ピチャイ氏は「グーグル・アシスタント(Google Assistant)」が独自に美容室や飲食店に電話をかけて予約を取った際の録音を披露した。応対したスタッフは、相手が顧客本人ではなくAIであることに気付いていないようだった。

 午後6時から4人で食事をするので飲食店を予約してと伝えれば、グーグル・アシスタントは人間のような話し方で電話した上で、詳細を報告する。

 グーグルはこれから数か月、グーグル・アシスタントの改善点のテストを実施する。(c)AFP/Glenn CHAPMAN