【5月8日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は7日、MFフランク・リベリ(Franck Ribery)との契約を2019年まで1年延長したと発表した。現在35歳の同選手は「この偉大なクラブでもう1年プレーできることを非常にうれしく思う。ミュンヘンが私たち家族にとってのホームになってから久しいし、来季もFCバイエルンのユニホームを着てプレーできることを誇りに思う」とコメントしている。

 2007年に入団してからリーグ戦247試合に出場し、80得点を記録しているほか、今シーズンにはクラブ史上最多タイとなる8度目のリーグ優勝を経験したリベリについて、バイエルンのスポーティング・ディレクター(SD)を務めるハサン・サリハミジッチ(Hasan Salihamidzic)氏は「フランクの残留を非常にうれしく思う」と語った。

 さらに「フランクは今シーズン、ブンデスリーガに加え、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)やドイツカップ(German Cup 2017-18)で彼の能力と持っている素晴らしいクオリティーを再び証明してくれた。それに何より、彼はファンを喜ばせてくれる選手の一人だ」と続け、昨年10月に膝を故障して10試合にわたり戦列を離脱しながら、今シーズンは19試合に出場して5ゴールを挙げている同選手をたたえた。

 しかしながら報道によると、バイエルンはホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)へのローン期間からチームに復帰する22歳のサージ・ナブリー(Serge Gnabry)と、現在負傷離脱中で21歳のキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)の若手2人を来季は優先的に起用するとされており、契約満了時には36歳になっているリベリには、ポジション争いが待ち受けていることが予想されている。

 また、同じく6月に契約が切れるベテラン、アリエン・ロッベン(Arjen Robben)に対してもクラブから1年の契約延長がオファーされているが、34歳の同選手は現時点でサインに至っていない。

 独誌キッカー(Kicker)は、2009年からバイエルンに在籍しているロッベンは他のオファーも検討中で、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)と対戦する今月19日のドイツ杯決勝までは決断を下さないと報じている。(c)AFP/Ryland JAMES