ファーガソン氏の無事を祈るプレミアの指揮官、ベンゲル監督「彼は強い」
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【5月7日 AFP】5日に脳出血で緊急手術を受けたイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の元指揮官アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏について、アーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督やマンチェスター・シティ(Manchester City)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督がコメントした。両監督はどちらもこの日、自身の指導者キャリアの節目と言える瞬間を迎えたが、口にしたのは現在も集中治療を受けているという伝説的な名将のことだった。
76歳のファーガソン氏は、26年以上にわたりマンチェスター・ユナイテッドで指揮を執り、2013年に退任するまでリーグ優勝13回、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇2回を含め、クラブで計38個の主要タイトルを獲得した英サッカー史上最高の指導者と言われている。
監督就任後からプレミアの覇権を争い続けたファーガソン氏と後に友人となり、今季限りで22年率いたアーセナルを去ることが決まっているベンゲル監督は、わずか1週間前にアーセナルの指揮官としては最後となるユナイテッドとのアウェーゲームに臨んだ際、ファーガソン氏から記念品を贈呈されていた、アーセナルで最後のホームゲームを終えたベンゲル監督は、別れのスピーチを行いつつ、ファーガソン氏の回復を願った。
「先週ピッチで一緒にいたし、試合後はボックス席まであいさつに行ったが、健康状態は完璧に見えた。体もたくさん動かしていると言っていたし、すごく幸せそうに見えたが、こういう不測の事態というのは起こるもの。われわれとしても、すべてがうまくいき、早く良くなってくれることを願っている。彼は強く、前向きな人物だ」
一方、ユナイテッドと同都市のライバルであるシティはこの日、プレミアリーグ制覇のトロフィーを授与され、グアルディオラ監督はFCバルセロナ(FC Barcelona)時代のスペイン1部リーグ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)時代のドイツ・ブンデスリーガ1部に続き、プレミアのタイトルも実績に加えた。
それでもグアルディオラ監督は試合後、「このスタジアムにいるマンチェスター・シティのファンの中に、ある素晴らしい人物の無事を願っていない人は一人も見つからないだろう」と話している。
そしてファーガソン氏に賛辞を贈る人物として、かつてファーガソン氏の右腕を務め、現在はシティのコーチングスタッフとなっているブライアン・キッド(Brian Kidd)氏を紹介すると、キッド氏は「皆が知っている通り、彼は象徴的な人物だ。きのうの晩とけさは非常に空気が重かったが、知っての通り、サー・アレックスは不屈の男だ」と語った。
この日対戦したリバプール(Liverpool FC)のユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督とチェルシー(Chelsea)のアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督も、ファーガソン氏に言及している。
クロップ監督は「きのうニュースを聞いたときは本当に信じられない思いだった。彼は絶対的なボスだ。良くなることを願っている」とコメント。コンテ監督も「ご夫妻と知り合う機会をいただけた。私の理解している限り、彼は特別な人間だ。普通の人間ではない」と話した。(c)AFP/Julian GUYER