【5月5日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の主砲アルバート・プホルス(Albert Pujols)が4日、史上32人目の快挙となる通算3000安打をシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)戦で達成した。試合もエンゼルスが5-0で快勝した。

 2017年にMLB史上9人目の通算600本塁打を記録しているプホルスは、ハンク・アーロン(Hank Aaron)氏、ウイリー・メイズ(Willie Mays)氏、アレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)氏に次いで、600本塁打、3000安打に到達した同4人目の快挙も成し遂げた。

 前日のボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦で通算2999安打を記録していたプホルスは、5回表にマリナーズの先発右腕マイク・リーク(Mike Leake)から右翼へ単打を放ち、通算3000本安打を達成すると、1塁ベース付近でチームメートから頭をたたかれたり、敵地セーフコ・フィールド(Safeco Field)の観客から歓声を浴びたりして祝福された。

 9回に通算3001本目となる安打で2打点を記録したプホルスについて、チームメートのマイク・トラウト(Mike Trout)は自身のツイッター(Twitter)で、「アルバート・プホルスは唯一無二の存在。君がいなければ、球場と試合は違ったものになってしまう」と称賛した。

 セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)時代には合計3度のナ・リーグ最優秀選手(MVP)に選出され、通算2度のワールドシリーズ制覇を経験しているプホルスは、キャリア17年間のうち、14シーズンで150安打以上を記録している。また、ドミニカ共和国出身が3000本安打を達成したのは、エイドリアン・ベルトレー(Adrian Beltre)に次いで史上2人目となった。

 前日にイチロー(Ichiro Suzuki)がマリナーズのフロントに加わることになったことを受け、現役選手で通算3000安打を記録しているのは、プホルスとベルトレーだけとなっている。(c)AFP