【5月3日 AFP】韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領の支持率が、北朝鮮との歴史的な首脳会談を受けて記録的な高水準に達したことが、3日発表された最新の世論調査で明らかになった。

 韓国の世論調査会社リアルメーター(Realmeter)によると、有権者の4人に3人が文氏を支持すると回答。文氏の支持率は会談前と比べて8ポイント以上上昇して78.3%を記録し、韓国大統領の1期目の支持率として過去最高となった。

 リアルメーターはこの調査結果について、4月27日に行われた南北首脳会談で文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が恒久的な平和協定の締結に向けて合意に至ったことで、「北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和の確立に対する世論の期待が高まった」ためと述べている。

 文大統領について市場調査会社ハンコックリサーチ(Hankook Research)は、2017年5月の大統領選から有権者と積極的にコミュニケーションをとり、庶民的で安定したイメージを構築してきたと分析している。(c)AFP