【5月3日 AFP】米シカゴ発ニューアーク(Newark)行きのサウスウエスト航空(Southwest Airlines)機が2日、客室の窓に生じた亀裂により、クリーブランド(Cleveland)に緊急着陸した。同航空では2週間前にも、同じボーイング737-700(Boeing737-700)型旅客機のエンジンが飛行中に爆発し、窓が吹き飛ばされる事故が発生したばかり。

 サウスウエスト航空はAFPの取材に、同航空957便が窓の整備点検のためクリーブランド・ホプキンス国際空港(Cleveland-Hopkins International Airport)へと針路変更し、「何事もなく」着陸したと説明。各窓には複数の板が使われているため、機内の気圧に影響はなかったという。

 ソーシャルメディア上に投稿された写真には、客室の窓の1つに長い亀裂が入っている様子が捉えられている。

 運航情報サイト「フライトアウェア(FlightAware)」によると、同機はシカゴ・ミッドウェー国際空港(Chicago Midway International Airport)を午前8時53分(日本時間同日午後10時53分)に離陸、クリーブランドに午前10時46分(同午後11時46分)に着陸した。

 サウスウエスト航空では先月17日、同じくボーイング737-700型機のニューヨーク発ダラス(Dallas)行き1380便のエンジンが飛行中に爆発し、飛び散った部品により窓が割れ、米大手銀行幹部の女性客(43)が死亡する事故が起きていた。(c)AFP