【5月1日 CNS】阿里巴巴(アリババ、Alibaba)のジャック・マー(Jack Ma)会長は、「未来においていかなる国の、いかなる企業も新しい技術に関しては枕を高くして眠ることはできない。絶対的優位や独占、絶対的な安全など存在しない」と述べた。

 中国・福建省(Fujian)福州市(Fuzhou)で4月22〜24日に行われたデジタル中国建設サミットでの一幕。

 マー会長は、現在が技術革命の肝心な時期だとした上で、「もしも今デジタル化を進めなければ、もしもインターネットがなかったら、もしも変化を受け入れなければ、30年前の電気が通っていなかった時代よりも生活に支障があるだろう」と主張した。

■B(バイドゥ)、A(アリババ)、T(テンセント)

  さらに、「もしもコア技術を把握できなければ、それは他人の土台に家を建てたり、他人の畑に野菜を植えたりするのと同じだ。現在のB(百度、Baidu)、A(アリババ)、T(騰訊、テンセント、Tencent)だけではまだまだ足りない。もっとたくさんのBATを超える規模の大企業が中国には必要だ」と話した。

 Eコマースは、デジタル経済のプロローグに過ぎず、今後も人類の生活のあらゆる場面でデジタル経済が影響を及ぼすと考えているというマー会長。「Eコマースの電子商取引法をデジタル経済法に昇格させ、事業発展に焦点を絞り、グローバルな視野を持つべきだ」とも語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News