【4月30日 AFP】28日に行われた17-18イタリア・セリエA、第35節のユベントス(Juventus)戦で終盤の2失点に絡み、2-3の敗戦を喫する一因となったインテル(Inter Milan)のDFダビデ・サントン(Davide Santon)の恋人が、死の脅迫を受けていることを明かした。

 イングランド・プレミアリーグのニューカッスル(Newcastle)などを経て、インテルでプレーしている27歳のサントンは、試合終盤に主将のFWマウロ・イカルディ(Mauro Icardi)に代わって投入されたが、チームはその後、フアン・クアドラド(Juan Cuadrado)のシュートがミラン・シュクリニアル(Milan Skriniar)に当たるオウンゴールで追いつかれると、最後はゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)に再逆転を許すシュートを決められた。

 サントンの恋人であるクロエ・サンダーソン(Chloe Sanderson)さんによると、2人のSNSアカウントには、インテルファンから大量の暴力的なコメントが寄せられているという。

「サッカーは情熱のスポーツだということは理解していますし、素晴らしいと思いますが、今の私は生まれて初めて、自分の家に赤ちゃんと2人きりでいることを怖いと思っています。家の鍵をちゃんとかけろと言われ、パートナーが今夜、どうやって家へ帰ってくるのかを心配しなくてはなりません」

「彼らは私たちが病気になり、悲惨な目に遭い、さらには死ぬことを望んでいます。これは見過ごせることじゃありません。あの結果に誰よりも落胆しているのはダビデです」

 28日の敗戦で、インテルは来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場が厳しくなった。対するユベントスは2位との勝ち点差を4に広げ、リーグ7連覇に大きく近づいている。(c)AFP