リバプールはストークと無得点引き分け、クロップ監督は内容と判定に不満
このニュースをシェア
【4月29日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは28日、第36節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は0-0でストーク・シティ(Stoke City)と引き分けた。ASローマ(AS Roma)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準々決勝第2戦を控えるリバプールだが、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は物足りない内容だったと話している。
リバプールは大半の時間帯で押し気味に試合を進めたが、ローマとのアウェーゲームが5月2日に待っていることもあってか、無理に決勝点を狙いに行くことはなかった。5位チェルシー(Chelsea)との勝ち点差はかなり開いており、残り2試合で勝ち点4を獲得すれば4位以内と来季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の出場権獲得が決まる。
しかしクロップ監督は「きょうは流れるようなプレーと楽しさ、喜び以外のあらゆるものが見られた。難しい一日だった。メンバーを少し代えなければならなかったが、そうするとチームのリズムは崩れがちになる。ゴール前では固定メンバーの間での直感的なプレーが大切だが、それが少し足りなかった。ただ大きなけがをした選手はいなかったし、これを続けていく」とコメントした。
クロップ監督はローマとの第1戦から先発5人を変更し、太ももに違和感のあるサディオ・マネ(Sadio Mane)らを温存した。マネはローマとの第2戦には間に合う見込みだが、クロップ監督は、主将のジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)ら、数人の選手が小さなけがを抱えていることを明かしている。
「試合の後には、体のあちらこちらをぶつけたというのが常にあるもので、ヘンド(ヘンダーソン)は足首をひねったが続けることに支障はなかった。大したこともなく良い兆候だ。ジョー・ゴメス(Joe Gomez)は序盤に打撲して、足首も少しひねったから、状態を見る必要がある。サディオはきょうは出なかったが、水曜(2日)には戻れるはずだ」
リバプールは開始5分、モハメド・サラー(Mohamed Salah)にDFラインの裏に抜け出す絶好機が訪れたが、ループシュートは枠をとらえきれなかった。またジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)のクロスが相手選手の腕に当たったように見えた場面も、アンドレ・マリナー(Andre Marriner)主審はPKを取らなかった。
クロップ監督は「私としては明らかなPKに見えた。こういう試合の後は何回かそう言ってきた気がする。チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)戦は確かにこちらがラッキーだったが、プレミアではこういうことは一度ではすまない。もっとPKをもらえてもいいはずなのに、実際にはそうなっていない」と話した。(c)AFP/Timothy ABRAHAM