【4月28日 AFP】米衛生当局は27日、ロメインレタスが原因とみられる大腸菌感染者が約1週間で22州、98人へとほぼ倍増したと発表した。

 米疾病対策センター(CDC)によると、これまでに死者は報告されていないが、46人が入院しており、うち10人が腎不全を発症したという。

 米国では、2006年にホウレンソウが原因とされた大腸菌に200人以上が感染したが、今回はそれ以降最大の感染規模となっている。

 CDCは、アリゾナ州ユマ(Yuma)とその周辺で生産されたものではないことが確認できないロメインレタスは食べないように呼び掛けるとともに、産地が分からないロメインレタスは食べたり買ったりしないようにと勧告している。

 勧告の対象には、まるごと一玉のロメインレタス、カットされたもの、芯、有機栽培されたもの、ロメインレタスが入ったサラダなどが含まれている。

 専門家は、アリゾナ州ユマの農家1軒がロメインレタスから見つかった大腸菌と関連があると特定したが、周辺の農家20軒あまりについても調査を進めており、大腸菌の発生源の調査は現在も続けられている。

 検査の結果、今回の流行に関わっている腸管出血性大腸菌O157:H7は、より深刻な症状を引き起こす傾向がある毒素を産生することが判明し、これにより入院率が高い理由が分かったという。(c)AFP