イニエスタ、今季限りでのバルセロナ退団を表明「本当に切ない」
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【4月28日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)が27日、今季限りでの退団を表明し、同クラブにおける輝かしいキャリアに幕を閉じることになった。その一方で、中国スーパーリーグ(1部)への移籍に関する最終決断については明言を避けた。
現在33歳のイニエスタは、チームメートやクラブ幹部が同席した記者会見で、自分がチームで「助けとなり、重要な存在であり、タイトルを獲得している」状況で退団することを望んでいたと明かした。今後は中国行きが有力視されているものの、具体的なクラブ名については堅く口を閉ざしたままで、バルセロナとは絶対に対戦したくないと改めて強調しながら、欧州以外のリーグでプレーする意向を示すにとどまった。
バルセロナの若手育成アカデミー「ラ・マシア(La Masia)」に12歳で入団して以降、イニエスタは同クラブ屈指の名プレーヤーとして才能を開花させ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇4回とリーグ優勝8回を経験したほか、スペイン代表として2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)でもトロフィーを掲げた。
イニエスタは会見で必死に涙をこらえながら、「近い将来、肉体的にも精神的にもあらゆる意味で最高のパフォーマンスが発揮できなくなるということは理解している」とすると、「ここでキャリアを終えるときは、このようにチームの助けとなり、重要な存在であり、タイトルを獲得している状態を思い浮かべていた。私はここで人生のすべてを過ごしてきたので、自分にとっては非常につらい日だ。ここでのわが家と人生に別れを告げることは本当に切ない」と語り、短いスピーチで拍手喝采を受けた。
前週のスペイン国王杯(Copa del Rey 2017-18)決勝でセビージャFC(Sevilla FC)を倒しているバルセロナは、29日のデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)戦で勝ち点1を確保すればリーグ優勝が決まることになっており、国内2冠でイニエスタとの別れに花を添えることがほぼ確実となっている。
ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で行われたセビージャ戦でバルセロナでの公式戦669試合目を戦ったイニエスタは、セビージャの守護神ダビド・ソリア(David Soria)をかわしてクラブ通算57ゴール目を決めるなど、持ち前のエレガントなパフォーマンスを披露していた。
すでに中国のクラブからオファーを受けているイニエスタは、今夏の移籍市場で世界の強豪クラブから引く手あまたになるとみられているものの、欧州に残るつもりはないとして、「いろいろ話して決めなければならないことがある」とすると、「これまで一貫して話してきた通り、私はこのクラブとは絶対に対戦したくない。従ってすべてのシナリオは、欧州ではないということになるだろう」と述べた。(c)AFP/Thomas ALLNUTT