【4月27日 AFP】先週急逝したスウェーデン人の人気DJ、アヴィーチー(Avicii)さんの遺族は26日、公開書簡を発表し、アヴィーチーさんが生前に「安らぎ」を求め、「これ以上続けることができなかった」と述べた。

 遺族は公開書簡で、「彼は意義や人生、幸せについて悩んでいた」と説明。「彼はこれ以上続けることができなかった。安らぎを見つけることを望んでいた」と述べている。アヴィーチーさんの代理人は、死因が自殺だったどうかについてのコメントを避けた。

 本名をティム・バークリング(Tim Bergling)というアヴィーチーさんは20日、友人と旅行で訪れていたオマーンの首都マスカットで遺体で発見された。同国の警察関係者は、アヴィーチーさんの死には犯罪の疑いはないとした上で、遺族の要望により死亡時の状況は明らかにできないとしている。

 アヴィーチーさんは近年、過度の飲酒が一因の膵炎(すいえん)など、健康上の問題を抱えていることを公言していた。(c)AFP