【4月15日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは14日、第34節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-1でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に快勝し、リーグ優勝まであと一歩に迫った。ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、プレミア制覇は監督の輝かしいキャリアでも最高レベルの成果だと話している。

 シティはガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)とイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)の得点で2点を先行すると、トッテナムのクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)のゴールで前半のうちに1点を返されたが、終盤にラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)の追加点で突き放した。

 シティはこれで2位マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との勝ち点差を16に広げ、ユナイテッドが15日の最下位ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)との試合に敗れれば、今季のリーグ優勝が決まる。引き分けでも勝ち点で並ぶ可能性が残るだけで、実質的には得失点差で大きく上回っているシティの優勝が決定的となる。

 ユナイテッドが勝った場合は、シティの優勝は何日か持ち越しとなるが、ユナイテッドが18日のボーンマス(AFC Bournemouth)戦で負けるか、シティが22日のスウォンジー・シティ(Swansea City)戦に勝利するかでタイトル獲得となる。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でもリーグ優勝を達成し、バルセロナ時代には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)も制覇しているグアルディオラ監督だが、シティでのリーグタイトルはこれまでで最高の瞬間の一つになると考えている。

「(プレミア制覇の方が)難しい。フィジカル面に天候、試合数。プレミアリーグはものすごくタフだ。だからこそ来週には決めたいし、勝てればわれわれの心に永遠に刻まれるものになるだろう。これまでで最高の瞬間の一つだ。リーグ優勝はどれも大切だし、バルサでの優勝は特別だったが、プレミアもとりわけ重要な素晴らしいものになる」

 開幕から快調なシーズンを送ってきたシティは、ここ10日間でリバプール(Liverpool FC)に敗れてチャンピオンズリーグで準々決勝敗退、さらにユナイテッドとのダービーでは2点リードからの逆転負けと、地面にたたきつけられるような経験をした。

 それでも3連敗がチームに与えた影響は限定的だったことがわかり、急失速を指摘する人間にグアルディオラ監督は「先週、大失敗だと言った人間がいたが、彼らは何もわかっていない」と反撃している。

「チャンピオンズリーグは7試合のトーナメント。対してリーグは9か月の戦いだ。選手が見せてきたプレーの方がはるかに重要だ。選手には最大限の敬意を持っている。見事だ。みんな信じられないことをやってきた」 (c)AFP/Steven GRIFFITHS