【4月9日 CNS】海抜1700メートルを超える山々に囲まれた、中国・重慶市(Chongqing)雲陽県(Yunyang)農ハ鎮(Nongba)雲峰村(Yunfeng)。70歳近い養蜂家の劉邦文さんは、養蜂の繁忙期を迎え、作業に追われている。

 春を迎えた雲峰村では、ハチミツの収穫期を迎えている。貧困から脱け出すため、また環境に配慮した発展に貢献するため、劉さんが試行錯誤の末に編み出した「崖に養蜂箱を設置する」という変わった養蜂を採用し、徐々に収益を上げてきている。

 雲峰村は大巴山脈(Daba Mountains)の山懐にあり、四季がはっきりしている。劉さんは、豊富な森林資源を利用して、養蜂を事業にしようと考えた。

 劉さんのハチミツは量が多くなく、価格は一般的なハチミツの3倍もするが、売れ行きが良いという。劉さんの考案したこの養蜂スタイルは、雲陽県や近隣地域の農民たちも倣い始めているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News