【4月9日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2018)第2戦のアルゼンチンGPは8日、MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)の王者マルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)とモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が接触するスリリングなレースで、LCRホンダ(LCR Honda MotoGP)のカル・クラッチロー(Cal Crutchlow、英国)が優勝を果たした。

 残り2周でトップに立ったクラッチローは、モンスター・ヤマハ・テック3(Monster Yamaha Tech3)のヨハン・ザルコ(Johann Zarco、フランス)との争いを0.25秒差で制した。チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)が3位に入っている。

 クラッチローはこれがGP通算3勝目で、ホンダは最高峰クラス通算750勝目。まだシーズンは序盤だが、クラッチローはドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)を抜いて総合首位に立っている。開幕戦のカタールGPを制したドビツィオーゾだが、この日は6位に終わった。

 クラッチローは「気持ち良い勝利だけど、正直に言うと、いけるかもしれないと思っていた。週末を迎える段階で、マルク(・マルケス)と一緒に1位か2位に入れるんじゃないかと思っていたんだ。そして実際に優勝できた」と話した。

「喜ばなくてはならないし、ここまで2戦ともチームで素晴らしい仕事ができている。今週はどのサーキットでも優勝を争えたと思う。次のオースティン(4月22日の米国GP)でもトップ5に食い込んで、十分なポイントを持ち帰ることを目指したい」 (c)AFP