【4月9日 AFP】ドイツの首都ベルリン当局は8日、この日同市で開催されたハーフマラソンで「暴力犯罪」の実行を企図していたとして、容疑者6人を逮捕したと発表した。大会にはランナー3万6000人が出走し、多数の観客が沿道で応援した。

 検察および警察の発表によると、当局は「逮捕した18~21歳の容疑者らが、同大会に関連した暴力犯罪の計画に関与した可能性を示唆する個別の情報」を入手したという。

 治安当局はこれらの情報を重大視するとともに、前日7日に同国西部ミュンスター(Muenster)で車がカフェに突っ込み2人が死亡する事件が発生したことにも鑑み、容疑者らの一斉拘束に踏み切ったとしている。

 警察報道官は後にAFPの取材に対し、警察が今回の強制捜査で「データ保存装置、携帯電話、車両2台と小型刃物1丁」を押収したと明かした。

 ハーフマラソン大会は警官約630人が警備に当たる中、無事開催された。(c)AFP/Deborah COLE