【4月4日 AFP】混乱が続くサッカー・ギリシャスーパーリーグ(1部)で、PAOK FCとの試合で観客の投げた物が顔に当たり、試合が中止になる一因となっていたオリンピアコス(Olympiakos)のオスカル・ガルシア(Oscar Garcia)監督が3日、辞任を発表した。

 ガルシア監督は「クラブと合意の上、協力関係を本日限りで終え、来季に向けた準備期間をチームが増やせるように決断をした」と発表し、わずか3か月でチームを離れることが決まった。

 オリンピアコスはこのわずか1日前、エバンゲロス・マリナキス(Evangelos Marinakis)オーナーが、ふがいないプレーを見せた選手たちに怒り、休暇に入るよう命令。1軍の選手たちに40万ユーロ(5200万円)の罰金を科し、シーズン終了までの残り4節はU-20チームを試合に出すと宣言していた。オリンピアコスは先月31日のリーグ戦で1-1の引き分けに終わったことで、新記録となるリーグ8連覇達成の可能性が実質的に消滅していた。

 スペイン出身のガルシア監督は、オリンピアコスでは散々な3か月間を過ごした。昨年11月にフランス・リーグ1のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)を離れ、今季3人目のオリンピアコスの指揮官として今年1月にクラブと1年半の契約を結んだ監督だったが、なかなかチームを上昇気流に乗せることができずにいると、2月以降はさらなる苦難が監督を襲った。

 PAOKとのアウェーゲームでは、試合開始前に観客が投げ込んだレジロール紙を顔に受けて病院へ運び込まれ、これが原因で試合は中止に。この試合はオリンピアコスの勝利扱いとなったが、今度は自らの率いるオリンピアコスが、AEKアテネ(AEK Athens)との試合で観客が暴動を起こしたため、PAOKと同様に勝ち点3はく奪の処分を受けた。

 そして前週には、ギリシャ政府がオリンピアコス以外のチームをえこひいきしていると思い込むサポーターの一部が、警察の機動隊と衝突する事件も起こっていた。(c)AFP