【4月4日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2018)は3日、グループステージ第5節が行われ、グループHの鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は上海申花(Shanghai Shenhua、中国)と2-2で引き分け、決勝トーナメント進出を決めた。

 鹿島は前半13分にPKからジョヴァンニ・モレノ(Giovanni Andres Moreno)に先制点を許すと、早々にけがをしたオバフェミ・マルティンス(Obafemi Martins)に代わって入っていた毛剣卿(Jianqing Mao)にヘディングシュートを決められ、前半30分までに2点のビハインドを背負った。

 それでも鹿島は後半に鈴木優磨(Yuma Suzuki)とレアンドロ(Weverson Leandro Oliveira Moura)のゴールで同点に追いつき、決勝トーナメント進出を確定させた。一方、大型補強を敢行している上海申花は、最終節を待たずにグループ敗退が決まった。

 グループのもう1試合では、シドニーFC(Sydney FC、オーストラリア)が4-1で水原三星ブルーウイングス(Suwon Samsung Bluewings、韓国)を破り、大会初勝利を挙げた。ミロシュ・ニンコビッチ(Milos Ninkovic)、アレックス・ブロスケ(Alex Brosque)、アドリアン・ミエジェイェフスキ(Adrian Mierzejewski)、ボボー(Deivson Rogerio da Silva 'Bobo')のゴールで大勝したシドニーは、17日の最終節を前に勝ち点を5に伸ばし、2位水原との勝ち点差を2に縮めている。

 グループGのセレッソ大阪(Cerezo Osaka)は済州ユナイテッドFC(Jeju United FC、韓国)に2-1で勝利し、グループ突破をかけた広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)との最終節に臨むことになった。

 その広州は、今節は敵地でブリーラム・ユナイテッド(Buriram United、タイ)と対戦。前半に鄭龍(Long Zheng、ジョン・ロン)のゴールで先制したが、後半ロスタイムに柳俊秀(Jun-su Yoo、ユ・ジョンス)に同点ゴールを許し、激闘の末にブリーラムと勝ち点1を分け合った。

 この結果、グループGは広州が勝ち点9で首位を守ったがグループ突破は決められず、同8のセレッソが2位に浮上。ブリーラムは勝ち点6の3位に順位を落とし、済州は敗退が決まった。(c)AFP