【4月2日 AFP】サッカー元ドイツ代表監督のユルゲン・クリンスマン(Juergen Klinsmann)氏が、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は、ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督と来季も契約を結ぶべきだとの考えを示した。

 PSGが欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリード(Real Madrid)の前に敗退したことを受け、スペイン出身のエメリ監督の去就をめぐっては、さまざまな臆測が飛び交っている。

 後任候補にはドイツ人のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)氏らの名前が挙がっているが、PSGにとってはエメリ監督との契約続行がベストだと考えるクリンスマン氏は、「外から見て言わせてもらえば、現状を維持するには続投が最善の策だと思う。トゥヘルが素晴らしい監督だとしても、彼らに変える理由は見当たらない」とAFPに語った。

 6月にエメリ監督の契約満了を控えるなか、スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)やラジオ・モンテカルロ(RMC)など仏メディアは、後任にトゥヘル氏を招へいすべきと報じている。

 しかし、PSGがASモナコ(AS Monaco)に3-0で勝利した先月31日のフランスリーグ杯(French League Cup 2017-18)決勝に出席したクリンスマン氏は、「トゥヘルは才能に富んでいる。そこに疑いの余地はない」としながらも、「パリにはすでに素晴らしい監督がいると思う。エメリは信じられないような仕事をしている最中だ」と付け加えた。(c)AFP