今回の中国杯は、中国サッカー協会、リッピ監督本人にとっても良い教訓になっただろう。

 2試合で唯一、得点を挙げた範暁冬(Fan Xiaodong)は、「欧州チームのサッカーを多く学んだ。相手は強かったが、相手を恐れず、ミスはあったにせよ前を向いてプレーした」とコメントした。

 厳しい試合によって現実に直面したことは、中国代表にとって意味はあっただろう。

 しかし、人気の高い中国の国内リーグもすぐに再開され、中国杯の苦い記憶は徐々に薄れていくだろう。国内クラブチームの華やかな外国人選手の活躍で、中国人選手の弱さはまた、次の国際大会で敗戦するまで忘れ去られてしまうだろう。

 そしてまた敗戦の都度、同じ話題の繰り返しだ。国内のリーグ戦とナショナルチームとの中国ファンの間には温度差がある。

 中国代表チームは、本当にこのまま平然と、数年の「挫折期間」を受け入れることができるのか?中国杯以後の中国代表の予定は、アジア圏内のチームとの親善試合のみで、目標は世界ランキングの「現状維持」だという。

 しばらくの間、ヨーロッパの強国と対戦することもないため、今回のような大敗を喫して恥ずかしい思いをすることもない。しかしそれは、中国代表と中国のサッカーにとって、本当に良いことなのだろうか?

 リッピ監督は以前、中国代表について「ナショナルチームに迎え入れられる中国人選手は、国家のためにという大きなプライドを持って栄光を勝ち取って欲しい。もしこれができないというのなら、私はその選手たちを二度と代表に招くことはないだろう」と言及している。(c)東方新報/AFPBB News