【3月28日 CNS】中国・山東省(Shandong)の済南市(Jinan)考古研究所は22日、章丘区(Zhangqiu)にある牛推官(Niutuiguan)南東周時代の遺跡の祭祀(さいし)土坑から新たに人骨の一部が発掘されたと発表した。東周時代の「斉」の国一帯に「人身御供」の風習が残っていたことを裏付けるものだとしている。

 済南市考古隊の何利(He Li)隊長は、「東周時代は、奴隷制社会から封建社会へと移り変わった時期。『人身御供』の風習はあまり行われていなかったが、史料によると『秦』と『斉』の国では一部残っていたとされている」と解説した。(c)CNS/JCM/AFPBB News