【3月25日 AFP】エジプト大統領選の投票開始を2日後に控えた24日、同国第2の都市アレクサンドリア(Alexandria)で、同市の治安当局トップを狙った自動車爆弾攻撃が発生し、警官2人が死亡した。

 同市内の住宅街を通過していた同市治安当局トップのモスタファ・ネムル(Mostafa el-Nemr)氏の車列付近で自動車爆弾が爆発した。治安当局者によると現場で警官1人が死亡したほか、重傷を負った若い新人警官1人も後に死亡した。この他に5人が負傷して同市の軍病院で手当てを受けているという。

 アレクサンドリアの治安当局は国営日刊紙アルアハラム(Al-Ahram)に対し、事件は「車列を狙ったテロリストによる爆弾攻撃」だと述べ、ネムル氏は無事だったと明らかにした。

 犯行声明は現在のところ出ていない。エジプトでは今月26~28日に大統領選の投票が行われる予定で、アブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領の再選が確実と見られている。(c)AFP