【3月23日 AFP】ギリシャ・スーパーリーグ(1部)の全試合が無期限延期となっている中、王者オリンピアコス(Olympiakos)などの数チームが22日、同国政府が提示したリーグを再開するための条件を拒否した。

 11日に行われたPAOK FC対AEKアテネ(AEK Athens)の試合で、PAOKのイバン・サビディス(Ivan Savvidis)会長が拳銃を携帯してピッチに乱入した問題を受け、同国文化・スポーツ省の副大臣を務めるヨルゴス・バシリアディス(Yiorgos Vassiliadis)氏は前週、同リーグの無期限延期を決定した。さらに、21日には全16チームを対象に、リーグ戦を再開するための新しい枠組みを示して合意を求めていた。

 提示された条件は来季から適用されることなっており、シーズン中に暴力事件が3度に達したチームは自動的に降格となるほか、メディアを通じて暴力を扇動するような声明を出したクラブには処分が科されることに加え、チームが試合の安全面を確保する全責任を負い、警察はスタジアムに入らないとされていた。

 この条件に合意すれば、リーグは今月31日から再開されることになっていたが、現時点ではオリンピアコスの他にパナシナイコス(Panathinaikos)、AELラリッサ(AEL FC)、クサンティFC(Xanthi FC)が提案を拒否している一方で、AEKやPAOKのほか、アステラス・トリポリスFC(Asteras Tripoli)が合意した。回答期限は23日までとなっていたが、現状ではリーグ再開は難しいとみられている。

 ギリシャ系ロシア人の実業家として知られるPAOKのサビディス会長は、AEKとの首位攻防戦で試合終盤にチームのゴールを取り消されると、ボディーガードを伴ってピッチに乱入して審判に抗議を行った。警察はこの問題で同会長の逮捕状を取っている。試合はAEKの選手がピッチを後にして中止となり、ゴールは認められた。(c)AFP