【3月13日 AFP】(更新)テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)は12日、男子シングルス3回戦が行われ、6度目の優勝を目指す大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-2、6-1で第25シードのフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic、セルビア)に完勝し、4回戦進出を決めた。

 今シーズンは1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)で自身20回目の四大大会(グランドスラム)優勝を果たすと、続く先月のABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2018)で今季2勝目を飾った36歳のフェデラーは、この日も見事なプレーでクライノビッチを圧倒し、わずか58分で勝利を収めた。

 今シーズンの成績を14戦無敗としたフェデラーは試合後「彼は私のスライスを嫌がっているように感じたし、ドロップショットも交ぜていった」「うまくショットを織り交ぜて彼を苦しめられた」と振り返った。

 ファーストサーブで89パーセントのポイントを獲得するなど、自身のサービスゲームで相手に3ポイントしか与えなかったフェデラーはまた、「きょうは爆発力があった。調子が良かったんだ。だから結果には満足している」と語った。

 現在世界ランキング1位のフェデラーは次戦、第20シードのアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)を7-5、4-6、6-1で倒したジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)と顔を合わせる。

 同日行われた試合では、第30シードのパブロ・クエバス(Pablo Cuevas、ウルグアイ)と対戦した第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が、6-3、4-6、2-4となった場面で右足首の捻挫を理由に途中棄権を余儀なくされた。

 その他の試合では、第11シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)をはじめ、地元米国のテイラー・フリッツ(Taylor Fritz)やボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)らが4回戦へ駒を進めている。(c)AFP/Greg Heakes