【3月9日 Parismodes.tv】伊ミラノで2月20日から26日まで18/19年秋冬ミラノコレクションが開催された。25日には、フランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)が手掛ける「マルニ(Marni)」が新作を発表した。

来場者のための席としての役割を持つ、新聞や古いテレビ、マットレス、毛布などがあちらこちらに置かれた空間をセットにショーが開催された。

 今回のコレクションはハウスコードが増えたものの、ボリュームや素材、服の構成の作り込みも感じられた。若手デザイナーのリッソはイタリアのレーベル「マルニ」に新鮮さとモダニティーをもたらした今回は、生地の端切れから作られた環境に優しいアイテムなど、リサイクルを心掛け、プリントやあえて見えるようにした縫い目などを取り入れている。

 華やかで鮮やかな色調が活気にあふれている。大きなレイヤーのブランケットがモデルたちの体を包み込み、小悪魔的な雰囲気を醸し出す。斬新な遊び心のある猫の顔のプリントや、人の顔がたくさんあるコンセプトデザインも見られた。

 ウエストにベルトの付いたビニールのトレンチ、パイソンのミディアムスカートにはゆるめのストライプコートに加え、ニットのリブ編みチューブドレスのすっきり感は要チェック。さまざまな靴の提案があるが、特に注目なのが、ギザギザした靴底のヒールだ。また、XXLのバックパックと長いフェザーイヤリングがエキゾチックなタッチを加える。(c)Parismodes.tv