【3月9日 AFP】ポール・ライアン(Paul Ryan)米下院議長(共和党)は8日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領による鉄鋼とアルミニウムへの輸入関税を公に非難した。

 ライアン氏は声明で「この行動には賛成できない。意図せぬ結果をもたらすことが懸念される」と述べた一方、メキシコとカナダを暫定的に例外扱いすることについては歓迎した。「われわれはこの政策の対象を通商法に違反している国々や活動のみに絞るようトランプ政権に引き続き求めていく」(ライアン氏)

 この関税が貿易戦争を引き起こし、米経済に悪影響を及ぼすことを懸念している議会共和党幹部らもライアン氏に続いて声明を発表した。

 これまでもトランプ氏を激しく批判してきた共和党のジェフ・フレーク(Jeff Flake)上院議員(アリゾナ州選出)は「貿易戦争に勝者はいない、敗者しかいない」と述べた。(c)AFP