【3月8日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)は7日、女子シングルス1回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算5勝を誇るマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は4-6、4-6で大坂なおみ(Naomi Osaka)に敗れた。

 米カリフォルニア州インディアンウェルズ(Indian Wells)で行われる同大会を2度制した実績を持つシャラポワは、3年ぶりの出場となる今回も優勝候補の一人と目されていたが、この日は6個のダブルフォールトに加えてセカンドサーブのポイント獲得率が25パーセントにとどまるなど、自身のサービスゲームで5度のブレークを許した。

 シャラポワは試合後、「単に何度か優勝したことのある大会だからというわけではないが、良いプレーをしたかった」「もっと長く残りたかったが、今年はそうはいかなかった」と悔やんだ。

 対する20歳の大坂は、自身のファーストサーブで75パーセントのポイントを奪い、約1時間半でこの日唯一のナイトセッションの試合を制した。薬物違反による15か月の出場停止処分から復活を目指すシャラポワにとっては、再び振り出しに戻るような敗戦となってしまった。

 先日のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2018)を前腕の故障で欠場していたシャラポワは、今季最初のグランドスラムである全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)でも、3回戦でアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)の前に屈している。(c)AFP