【3月6日 AFP】中国を中心に人気のメッセージアプリ「微信(ウィーチャット、WeChat)」のアカウント数が、世界全体で10億を突破したと、親会社である「騰訊(テンセント、Tencent)」の最高経営責任者(CEO)が発表した。

 微信はメッセージ機能やソーシャルメディア、モバイル決済、ゲーム、ニュースなどのサービスを網羅したアプリで、多くの中国人にとって生活必需品となっている。

 騰訊の馬化騰(Pony Ma)CEOは5日、首都北京で行われた行事に出席した際、「微信の月間アクティブユーザー数が世界全体で10億人の大台を突破した」と発表した。

 ただ馬CEOは、月間アクティブユーザー数が10億人を上回ったと述べたものの、同社の広報担当者はAFPに対し、10億を上回ったのはアカウント数だと明かした。

 それでも、フェイスブック(Facebook)のアクティブユーザー数が21億人、メッセージアプリのワッツアップ(WhatsApp)が15億人という現状に鑑みれば、10億という数は騰訊が中国内外で巨大な顧客基盤を構築していることを示している。(c)AFP