【3月5日 AFP】西アフリカ・ブルキナファソの首都ワガドゥグ(%%Ouagadougou%%)でフランス大使館と軍本部が同時襲撃された事件で、政府筋は3日、事件に関与したとみられる重要人物1人を逮捕したと明らかにした。また軍内部に複数の共犯者がいた可能性も指摘している。

 政府筋がAFPに明らかにしたところによると、逮捕されたのは襲撃を首謀したグループの一人で、軍内部の複数の共犯者から情報提供を受けていた「非常に強い疑い」があるという。事件後、国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」系のイスラム過激派組織「イスラムとイスラム教徒の支援グループ(GSIM)」が犯行声明を出している。

 逮捕された容疑者の国籍は公表されていない。当局は2人目の容疑者の聴取も行ったが、事件関与の度合いは低いとみられるという。情報筋によると、これまでに襲撃犯9人が死亡。また少なくとも80人が負傷した。

 4日には3人が大統領府付近にある検問所への襲撃を試みた。うち1人が拘束され、警備員から武器を奪おうとした際に射殺されたという。(c)AFP