【3月4日 AFP】世界室内陸上選手権(IAAF World Indoor Championships 2018)は3日、男子60メートル決勝が行われ、クリスチャン・コールマン(Christian Coleman、米国)が優勝を飾り、ポスト・ボルト時代の最もエキサイティングな若手スプリンターとしての立場を確立した。

 今季、6秒34という同種目の世界新記録を樹立していた21歳のコールマンは、引退したウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)氏のいない世界大会での最初の一歩で、ミスを犯すことはなかった。

 第4レーンのコールマンは見事なスタートで飛び出すとそのままトップでフィニッシュし、6秒37の大会記録を更新。2位にはアジア新記録の6秒42を記録した中国の蘇炳添(Bingtian Su)、3位には6秒44でロニー・ベイカー(Ronnie Baker、米国)が入った。

 コールマンは「ポスト・ボルト時代の陸上を引っ張っていくチャンスが自分にはある。トップにいつづけるために努力し続けていかなきゃならない。そして、金メダルを手に入れられるチャンスがあったときはそれを手にするんだ」とコメントしている。(c)AFP