【3月1日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は1日、首都モスクワで年次教書演説を行い、今後6年かけて国内の貧困率を半分にまで減らすと表明した。

 プーチン氏は貧困ラインを下回る人々の数が2000年の4200万人だったものの、現在では2000万人まで改善されたとした一方、貧困率については「受け入れ難い」ものだと指摘。今後6年で少なくとも半分にするべきだと強調した。

 今月18日に実施される大統領選を前に、プーチン氏は今回の機会を次の任期6年における政策の概要説明に利用。

 プーチン氏は演説で、国内問題に焦点を当て、ロシアにとって次の6年は「決定的に重要である」と力説した。

 またプーチン氏は「ロシアの福祉、そしてロシア国民の福祉は全てのものにおける基礎でなければならない」と述べ、「この分野でこそ、われわれは突破口を開かなければならない」と強調した。(c)AFP