【2月28日 AFP】オーストラリア政府は28日、タカタ(Takata)製エアバッグを搭載した車両230万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

 同国では最大規模となる今回の強制リコールは、タカタ製エアバッグの欠陥問題の影響を受けたメーカーや業界の投資家らとの協議に末に決定した。

 対象車のメーカーは、フォード(Ford)、ホールデン(Holden)、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)、テスラ(Tesla)、ジャガー(Jaguar)、ランドローバー(Land Rover)、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、アウディ(Audi)、シュコダ(Skoda)など。タカタ製エアバッグが関連した事故による死者は世界で少なくとも23人に上っており、各国で同様の措置が取られている。

 自動車メーカーは、2020年12月までに対象となるすべてのエアバッグを交換する必要がある。

 オーストラリア国内では計400万台が対象となっているが、一部はすでにメーカー側の自主的なリコールで回収されている。(c)AFP