【2月22日 AFP】平昌冬季五輪は22日、アイスホッケー女子決勝が行われ、米国がペナルティーシュートアウトの末に3-2で4連覇中のカナダを下し、20年ぶりに金メダルを獲得した。

 米国は、この種目が初採用となった1998年の長野大会以来となる栄冠をつかんでいる。

 ヒラリー・ナイト(Hilary Knight)の得点で先制した米国は、ヘイリー・アーウィン(Haley Irwin)とマリー・フィリップ・プーリン(Marie-Philip Poulin)のゴールでカナダに逆転を許したものの、第3ピリオドにモニーク・ラムルー・モランド(Monique Lamoureux-Morando)が同点弾を決めた。

 迎えたオーバータイムでは、カナダが残り1分30秒ほどのところで米国選手のイリーガルヒットでパワープレーのチャンスを手にしたが、ネットを揺らすことはできず、試合はペナルティーシュートアウトに突入した。

 両国ともに5人がショットを放ち2-2で迎えた6人目、米国はジョセリン・ラムルー・デイビッドソン(Jocelyne Lamoureux-Davidson)がゴールを決めると、GKマディー・ルーニー(Maddie Rooney)がカナダのメーガン・アゴスタ(Meghan Agosta)のショットを防ぎ、母国に長らく待たれていたメダルをもたらした。

 前日行われた3位決定戦では、フィンランドがOAR(ロシアからの五輪選手)を退け、銅メダルを獲得している。(c)AFP